【2026年9月】Shopify最新アップデート ピックアップ情報

はじめに

皆さん、こんにちは!
この記事では、Shopifyの最新アップデート情報から、中でも注目の機能をピックアップしてお届けしていきます。

今回は、2026年9月に発表された最新アップデートから厳選した2点をご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください!

※アップデート情報はShopify Changelogより引用・参照しています。

アップデート内容

商品バリエーションに複数のバーコードを登録可能に 《NEW!》

◆機能の概要

このたび、商品バリエーションに最大20個までバーコードを登録できるようになりました。

これまでは1つのバリエーションにつき登録できるバーコードは1つのみでした。
しかし実際の商品管理では、同じ商品に対して

  • メーカーが付与したUPC
  • 自社で使用するEAN
  • マーケットプレイスで利用するASIN
  • 社内管理用の独自コード

など、複数の識別コードを持つケースがあります。

従来は、Shopifyに登録する1つのバーコード以外は別管理する必要がありましたが、今回のアップデートによって、複数のコードを1つの商品バリエーションにまとめて管理できるようになりました。

登録できるバーコードの種類は、

  • UPC
  • EAN
  • ISBN
  • GTIN
  • ASIN
  • Custom(独自コード)

です。

UPCやEANなどの規格を選択した場合は、入力された値がその規格の形式に合っているかShopifyがチェックします。
規格に当てはまらない社内管理用コードなどについては、Customを利用することができます。

また、一括編集や商品CSVによるインポート・エクスポート、Shopify POSでのスキャン・検索にも対応しています。
CSVでは、新たに「Variant Barcodes」列を使うことで複数コードの管理が可能です。

既存のバーコードについてはそのまま保持されるため、アップデートに伴う移行作業は不要です。
なお、販売チャネルやアプリなど、1つのバーコードのみを利用する仕組みでは、バリエーションに登録されている最初のバーコードが引き続き使用されます。

◆本機能のメリット

  • 商品コードをShopifyに集約できる

    今回のアップデートの大きなメリットは、商品に紐づく複数の識別コードをShopify上で一元管理できることです。
    複数チャネルで商品を販売しているストアほど、商品情報の照合や管理工数の削減につながる可能性があります。

  • POSでの商品検索・在庫確認が容易になる

    店舗に届いた商品や顧客が持ち込んだ商品に、Shopify上のメインバーコードとは異なるコードが付いている場合でも、登録済みであればスキャンして対象バリエーションを特定することができます。
    店舗スタッフが商品コードを手入力したり、別の管理表から照合したりする手間を減らせる点は、実店舗運営において大きなメリットです。

  • 商品データの不整合を減らしやすくなる

    商品コードを複数のシステムや表で管理すると、

    • コードの更新漏れ
    • 商品との紐づけ間違い
    • 担当者によって管理場所が異なる
    といった問題が起こりやすくなります。
    複数コードを商品バリエーションに直接紐づけることで、「このコードがどの商品を指しているのか」をShopifyの商品データから確認しやすくなります。

◆活用ポイント

  • 複数の販売チャネルで異なる商品コードを使用している場合に整理する
    Amazonなどのマーケットプレイス、実店舗、自社ECなど多店舗運営をしている場合、同一商品に複数の商品コードが存在するケースがあります。
    これらを同じバリエーションに紐づけることで、商品コードを起点にした照合作業を効率化できます。
    今回のアップデートを機に、「Shopify外で管理している商品コードがないか」を確認し、必要なものを整理して登録するとよいでしょう。
  • POS運用では実際に現場で使われるコードを登録する
    実店舗を運営している場合は、システム上の正式なコードだけでなく、店舗スタッフが実際にスキャンする可能性があるバーコードを整理することが重要です。
    例えば、仕入先から届いた商品の箱と商品本体で異なるコードが付いている場合、それぞれを登録しておけば、どちらからでも対象商品を見つけることができます。
    特に、
    • 複数メーカーの商品を扱う
    • 商品ラベルを自社で貼り替えている
    • 実店舗と倉庫で異なるコード体系を使っている
    といったストアでは、業務効率の改善につながりやすい機能です。
  • 「最初のバーコード」の扱いを運用ルールとして決める
    複数バーコードを登録できるようになりましたが、すべての販売チャネルや連携先が複数コードに対応するわけではありません。
    前述の通り、単一のバーコードを必要とする場所では最初に登録されたバーコードが適用される仕様のため、「どのコードを1番目に登録するのか」をストア内で統一しておくことが重要です。
    • 自社で標準的に使用するGTINを1番目
    • メーカーコードを2番目
    • マーケットプレイス用コードを3番目
    といったルールを決めておくことで、担当者による登録方法の違いを防ぎやすくなります。

引用元:Shopify Changelog:"Product variants now support multiple barcodes"

カテゴリーメタフィールドがストア分析で分析可能に

◆機能の概要

商品カテゴリーに紐づくカテゴリーメタフィールドを、ストア分析のディメンションやフィルターとして利用できるようになりました。
カテゴリーメタフィールドとは、商品カテゴリーに応じて用意される標準的な商品属性で、具体的にはカラー・素材・生地・サイズなどがあります。

これまでもストア分析では、独自に設定したカスタムメタフィールドをディメンションやフィルターとして利用できました。
今回のアップデートでは、それに加え、Shopifyの商品カテゴリーに紐づく標準的な商品属性も、ストア分析上で直接利用できるようになったことがポイントです。

カテゴリーメタフィールドは、レポート・探索・クエリエディターで利用可能です。
既に商品カテゴリーと属性を設定しているストアでは、新たに機能を有効化する必要がありません。

◆本機能のメリット

  • 商品別ではなく「商品の特徴別」に分析できる

    商品分析では、商品単位やカテゴリー単位の確認が中心になりがちです。
    しかし、実際の商品企画や仕入れでは、「どのカラーが売れているのか」「どのサイズの商品が動いているのか」といった商品の特徴を把握することも重要です。
    今回のアップデートにより、個別商品ではなく、複数の商品に共通する属性を軸に売上傾向を確認しやすくなります。

  • 商品企画・仕入れの判断材料を増やせる

    例えば、ブラックの商品が複数カテゴリーで安定して売れていることが分かれば、次シーズンの商品企画や仕入れ数量を検討する際の参考になります。
    また、特定の素材の商品が好調であれば、その素材を使った商品の品揃えを強化するなど、商品構成の改善にも活用できます。
    「売れた商品を追加する」だけでなく、売れている商品に共通する特徴を見つけるための分析がしやすくなる点が本アップデートの大きなメリットです。

◆活用ポイント

  • カラー・素材・サイズ別の売上から商品構成を見直す
    アパレルストアであれば、
    • ブラック系の商品はカテゴリーを問わず売れている
    • リネン素材の商品は春夏に伸びている
    • 特定のサイズだけ販売数が多い
    などの傾向を確認できます。
    これらの結果を次回の仕入れや商品企画に反映することで、経験や感覚だけではなく、実際の販売データをもとに商品構成を検討することができます。
    ただし、売上が高い属性が必ずしも顧客人気をそのまま示しているとは限りません。
    「販売数が少ないカラーは単に在庫が少なかった」といった可能性もあります。
    売上だけでなく、在庫量や販売期間、価格、値引きの有無などもあわせて確認することが重要です。
  • 商品カテゴリー・属性の登録状況を見直す
    今回の機能を十分に活用するためには、商品データ自体が正しく登録されていることが前提です。
    まずは売上の大きい商品や主要カテゴリーから、
    • 商品カテゴリーは適切か
    • 属性が入力されているか
    • 同じ意味の属性が統一されているか
    を確認するとよいでしょう。
  • カスタムメタフィールドとの役割を整理する
    2026年2月には、カスタムメタフィールドをストア分析でディメンションやフィルターとして利用できるようになっています。
    そのため、カテゴリーメタフィールドとは役割を分けて考えることがポイントです。
    標準化できる商品情報はカテゴリーメタフィールドを利用し、「商品ランク」「販売シーズン」など自社独自の情報はカスタムメタフィールドで管理することで、商品データを整理しやすくなります。

引用元:Shopify Changelog:"Category metafields are now available in Analytics"

まとめ

いかがでしたか?
今回取り上げた2つの機能は、どちらも商品データの精度を高め、その情報を日々の業務や意思決定に活かしやすくするアップデートです。
商品データを”管理する”だけでなく、”活用する”ための基盤強化といえるでしょう。

EC運営では、広告や販促など売上に直結する施策に目が向きやすい一方、その土台となる商品情報が整理されていなければ、在庫管理・店舗運営・分析などさまざまな業務で余計な工数が発生します。
また、分析機能が充実していても、元となる商品データが正しく登録されていなければ、十分な判断材料にはなりません。

今回のアップデートをきっかけに、自社の商品データがどのように管理されているかを改めて見直してみてはいかがでしょうか。
商品情報を正しく整備し、そのデータを分析や日々の運営に積極的に活用することで、より効率的で精度の高いストア運営につなげていきましょう!

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