はじめに
Shopifyでサイト制作を進める際、多くの場合はデザイン設計や必要機能の整理、ページ構成の決定から着手することが多いでしょう。
もちろんこれらは重要ですが、制作初期で見落とされやすいのが「情報設計」です。
情報設計とは、「どの情報を、どこで、どう管理するか」を整理することです。
具体的には、商品情報・サイズ情報・FAQ・特集情報・ブランド情報などが挙げられます。
この整理が曖昧なまま制作を進めると、公開後に
- 更新しづらい
- 管理が複雑になる
- 拡張しにくい
といった問題が起こりやすくなります。
特にShopiyは柔軟性が高い分、最初の設計次第で運用効率が大きく変わります。
そこで今回は、Shopify制作時に最初に考えるべき情報設計について解説します。
1. なぜ情報設計が重要なのか
ECサイトは、公開後に運用が始まると商品追加や商品情報の更新、キャンペーン実施、LP追加、FAQ更新など日々さまざまな変更が発生します。
このとき、「どこを触れば変更できるのか」が整理されていないと、運用負荷が一気に高くなります。
例えば、サイズ表を更新したいだけなのに
- 商品説明内を探す
- 固定ページを探す
- テーマ設定を確認する
といった状態では管理が煩雑になります。
つまり情報設計は、日々の運用効率を左右する土台となるのです。
2. Shopiy制作でよくある情報設計の失敗例
商品情報が商品説明文に集約されすぎている
よくあるのが、商品特徴・サイズ情報・素材情報・注意事項・FAQなどをすべて商品説明欄に入れているケースです。
一見シンプルですが、
- 表示の自由度が低い
- デザイン変更しづらい
- 情報更新が面倒
という課題が出てきます。
情報の管理場所がバラバラ
例えば、
- サイズ表は固定ページ
- FAQはテーマ設定
- 素材情報は商品説明
と分散している状態です。
これでは更新時に該当箇所を探す手間が増え、ミスも起こりやすくなります。
商品数増加を想定していない
立ち上げ時は商品数が少なくても、運営が進むとSKUが増えていくことが多いです。
このときに
- タグ管理ルールがない
- コレクション設計が曖昧
- 商品分類が不明確
だと管理が複雑になります。
3. 最初に整理しておきたい3つの情報設計
① 商品情報の整理
最も重要なのが商品情報です。
まずは商品ページで扱う情報を整理しましょう。
例えば、返品ポリシーや配送情報などは共通情報としてまとめることができます。
一方で、サイズや素材は商品ごとに管理が必要です。
この部分を整理することで、管理効率が大きく向上します。
Point「どの情報が全商品共通で、どの情報が商品ごとに異なるか」を分けることが重要です。
② コレクション構造の整理
Shopifyではコレクション設計も大切な要素です。
例えば、
- カテゴリ別
- シーン別
- ブランド別
- 特集別
など、どの軸で商品を見せるかを決める必要があります。
この整理が曖昧になっていると、回遊率や商品の探しやすさにも影響してしまいます。
Point将来的な商品展開の広がりも見据えてコレクションを設計しましょう。
③ メタフィールド設計
Shopiy制作では、メタフィールド設計が非常に重要です。
メタフィールドを活用することで
- サイズ表
- 成分表
- 使用方法
- FAQ
などを管理できます。
これによって、情報を整理しながら柔軟に表示することが可能になります。
4. 情報設計は「将来の拡張性」まで考える
制作時は、現在の商品数や運用内容をベースに設計を進めがちです。
しかしECサイトは、運営を続ける中で
- 商品数が増える
- 新カテゴリが追加される
- 新ブランドが増える
- 特集ページが増える
など、構造そのものが変化していきます。
この変化を想定せずに作ると、後から大きな見直しをしなければなりません。
情報設計では、今の状態だけで判断するのではなく、
- 今後どれくらい商品が増えるか
- 販促方法がどう変わるか
- どんな切り口で商品を見せる可能性があるか
まで整理しておく必要があります。
特にShopiyは柔軟性が高い分、初期設計がしっかりしているほど拡張しやすくなります。
Point「増える前提」で設計しておくことが重要です。
まとめ
いかがでしたか?
Shopify制作では、デザインや機能面に目が向きやすいですが、実際に公開後の運用効率を左右するのは「情報設計」です。
管理の難しさや更新作業の工数の多さなど、ストアがよく直面する課題は、初期段階の情報整理によって防げることも多くあります。
重要なのは、「今必要な情報」だけでなく、「今後ストアをどう育てるか」まで考えることです。
これからShopiy制作を進める方や、運用管理でお悩みの方は、まず情報設計から整理してみてはいかがでしょうか。