はじめに
皆さん、こんにちは!
この記事では、Shopifyの最新アップデート情報から、中でも注目の機能をピックアップしてお届けしていきます。
今回は、2025年11月に発表された最新アップデートから厳選した4点をご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください!
※アップデート情報はShopify Changelogより引用・参照しています。
アップデート内容
コレクションの複製が可能に 《NEW!》
◆機能の概要
管理画面のコレクション作成画面に複製機能が追加されました。
複製すると、元コレクションのタイトル・説明・画像・条件・手動追加した商品リストのすべてがコピーされます。
ただし複製されたコレクションは未公開状態で保存されるため、必要に応じて編集・確認した後、販売チャネルを選択して公開する必要があります。
◆本機能のメリット
-
反復的なコレクション作成の負荷軽減
キャンペーン・季節別・カテゴリ整理など、同じ条件・設定が必要なコレクションを複数回作成していた運用負荷を大幅に削減することができます。
-
テスト運用・A/Bテスト設計が容易に
コレクションを複製して条件(タグ・価格帯・含めたいor除外したい商品 など)を微調整するだけで、テストマーケティング施策の準備が迅速化します。
◆活用ポイント
-
シーズン/キャンペーンテンプレート化
ブラックフライデーや年末セール、バレンタインデーなど季節施策ごとに「コレクションテンプレート」を作成しておくことで、素早く切り替え・公開が可能になります。 -
テスト比較用コレクションの設計
同じ商品構成を複製して「セール価格版」「通常販売版」などでA/Bテストを実施し、コンバージョン差や売上影響を比較設計できます。
スマートコレクションで「タグによる除外条件」が設定可能に 《NEW!》
◆機能の概要
スマートコレクション(自動コレクション)の条件設定において、「特定のタグを持つ商品を除外する」条件が新たに追加されました。
これまでは、「タグを含む商品を表示する」「価格・在庫・商品タイプで絞り込む」といった包含条件のみが中心でしたが、今回のアップデートにより除外条件を公式に設定できるようになっています。
◆本機能のメリット
-
例外処理のための手作業が不要に
これまで「この商品だけは表示したくない」というケースでは、手動コレクション化や別タグ管理での回避などの運用が必要でしたが、スマートコレクション内で完結できるようになりました。
-
キャンペーン・季節運用の柔軟性向上
セール対象外商品や予約商品、同梱用商品などをタグ1つで確実に除外できるため、誤表示・誤販売リスクを軽減できます。
-
商品数が多いストアほど効果大
SKU数が多いストアでは、例外管理の積み重ねが大きな運用負担になります。
本機能はそうした”地味だが重い作業”を確実に削減してくれます。
◆活用ポイント
-
「除外専用タグ」の設計を行う
- 例:
- exclude-sale(セール対象外)
- exclude-collection(通常一覧から除外)
- internal-use(同梱用)
-
セール・キャンペーン運用と組み合わせる
- 例:
- 条件1. 価格が○○円以上
- 条件2. 在庫あり
- 条件3. タグ「exclude-sale」を含まない
-
人的ミス防止の仕組み化
商品登録や更新時にその商品が除外対象かどうかを判断し、タグを付与するだけで表示制御できるため、属人的なチェック工程が削減されます。 -
将来的な分析に活用
除外タグを使用することで、「セール対象商品群」「通常販売商品群」「特殊用途商品群」といった切り分けが明確になり、分析・レポート設計にも好影響が望めます。
週次の注文サマリーがメールで受信可能に 《NEW!》
◆機能の概要
このたび、週間注文サマリーのメール通知機能が新たに追加されました。
これを有効にすると、毎週1通のメールで主要な店舗データ(売上合計・注文数・サイト訪問数・CVRなどの主要指標)がまとめて届きます。
メールの受信は、管理画面の設定 > 通知 > スタッフへの通知 から「ストアの注文サマリー」をオンにすることで設定できます。
受信する曜日の指定も可能です。
◆本機能のメリット
-
リアルタイムに近い状況把握
日々の運用に追われる中でも週次で主要指標をまとめて確認でき、数字の変動やトレンドを早期に察知することが可能となります。
-
チーム共有・意思決定支援
日次メールや管理画面ログインの代わりに本通知を優先して確認することで、「数字を見る時間」をチームで効率化できます。
◆活用ポイント
-
ダッシュボード連動
サマリーメールのリンクからShopifyのストア分析へ飛べる仕様になっているため、より深堀りした分析へとスムーズに繋げられます。 -
KPIミーティングとの連動
サマリーをもとに週次ミーティングなどで数字を基点にした意思決定ができるよう、運用設計を整えると効果的です。
ヘルプセンターからサポートチャットに素早くアクセスできるように
◆機能の概要
Shopifyヘルプセンターに「Chat with a human(人間とチャットする)」ボタンが追加され、人によるサポートへ直接アクセスできる導線が強化されました。
よくあるヘルプ内容を確認しながらの自己解決手段を挟まずに、有人担当者へ素早く繋がる仕組みです。
◆本機能のメリット
-
トラブル初動のスピードアップ
テーマやアプリの不具合、決済エラー、複雑な注文トラブルなど、セルフサポートでは解決しにくい問題に対し、迅速な有人支援を得られます。
-
復旧・業務継続の安心感
繫忙期や大規模セールなどの際に発生するトラブルでも対応力が高まるため、復旧までの時間を最小化することができます。
◆活用ポイント
-
トラブル対応フローに組み込む
日常的な問い合わせは通常のチャット、複雑なケースは有人チャットなど、社内の対応フローに「有人チャット活用ガイド」を用意しておくと対応が円滑になります。 -
必要情報の準備
チャットでやり取りしやすいよう、事象が起こっている画面のスクリーンショットや経緯などをまとめておくと、回答までの時間が短縮できます。
まとめ
いかがでしたか?
11月のアップデートを通して見えてくるのは、Shopifyが一貫して「運営の属人性を減らし、設計で解決できる領域を広げている」という点です。
コレクション複製機能で繰り返し作業を削減し、タグ除外条件によって例外処理が仕組み化され、週次サマリーで数字確認を習慣化しながら、有人サポート強化によりトラブル対応を迅速化させる。
これらはいずれも派手な新機能ではありませんが、毎日の運用コストを確実に下げる改善であり、中長期的には売上や成長スピードに直結します。
EC運営が成熟フェーズに入るほど重要になるのは、「新しい施策を増やすこと」よりも、「ミスが起きにくく、誰がやっても回る設計にすること」です。
今回のアップデートを単なる便利機能として終わらせず、運営の骨組みそのものを見直す契機として活用することで、次年度に向けた強い運営基盤を構築できるでしょう。
今後も皆さんのお役に立てるような有益な情報をお届けしてまいります。
ご不明な点などがございましたらお気軽にお問い合わせください!