はじめに
皆さん、こんにちは!
この記事では、Shopifyの最新アップデート情報から、中でも注目の機能をピックアップしてお届けしていきます。
今回は、2026年3月に発表された最新アップデートから厳選した2点をご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください!
※アップデート情報はShopify Changelogより引用・参照しています。
アップデート内容
Flowでマーケット情報・ブログ記事データが取得可能に 《NEW!》
◆機能の概要
Shopify Flowに、以下の新アクションが追加されました。
- Get market data(マーケット情報取得)
- Get article data(ブログ記事情報取得)
これにより、Flow内で最大100件までの対象データを取得し、条件分岐や自動処理に活用可能となりました。
◆本機能のメリット
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マーケット別の自動化が可能
地域・国ごとに処理を分岐するロジックが実現します。
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コンテンツと連動した自動化を行える
ブログ更新をトリガーにした施策が可能となります。
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より高度な条件分岐が実現
単純な注文条件などにとどまらず、市場・コンテンツベースのロジックが組めるようになります。
◆活用ポイント
- マーケット別にオペレーションを自動化
ユースケース:配送フロー分岐- トリガー:注文作成
- 条件:マーケットがEUの場合
- アクション:VAT処理タグ付与/発送担当者へ通知
- ブログ記事と販促の連動
ユースケース:記事公開→自動販促- トリガー:記事公開
- 条件:タグに「sale」が入っている場合
- アクション:メルマガ配信/SNS通知
引用元:Shopify Changelog:"New actions to get data about markets and articles"
ログインページでマーケティング同意の取得が可能に 《NEW!》
◆機能の概要
顧客のログインページにおいて、マーケティング配信の同意取得が可能になりました。
また、ログイン時やチェックアウト時に設定した同意設定がそのままプロフィール情報に反映され、顧客はアカウントページからいつでも設定を変更することができます。
◆本機能のメリット
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リスト獲得ポイントの拡張
購入時だけでなく、ログイン時にも同意取得が可能になるため、配信リストを収集する機会が増加します。
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質の高いリード獲得
既存顧客や休眠顧客の再同意・再活性化が見込めます。
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コンプライアンス対応の強化
地域設定に基づいた適切な同意取得が可能となります。
◆活用ポイント
- 同意取得を「CRMの起点」と考えてアクション設計をする
「同意を取って終わり」の状態を防ぐため、ユーザーの同意後に、以下のような売上につなげる施策を行うことが重要です。- 同意取得~24時間以内:ウェルカムメール送信
- 3日後:人気商品紹介
- 7日後:メルマガ登録特典としてクーポン配布
- 再同意の導線として活用する
従来は、古いままの配信先リストの使用や受信同意の曖昧さ、法規変更(GDPRなど)への対応漏れなどが懸念となっていました。
しかしログイン時に再同意を取れるようになったことで、リストの品質改善に直結します。
◆本機能の注意点
本機能を利用するためには、設定 > チェックアウト > マーケティングオプトイン にて、メールの項目を「チェックアウトとログインページ」と選択している必要があります。
同意チェックボックスを表示させたい箇所に応じて設定を変更してください。
また、本機能は新しいお客様アカウントに移行しているストアに限り利用することが可能です。
従来のお客様アカウントは今後サポートが終了となるため、早めに顧客への通知や設定の変更を計画しましょう。
引用元:Shopify Changelog:"Collect marketing consent on the customer sign-in pag"
まとめ
いかがでしたか?
今回ご紹介したアップデートは、「データ取得と自動化を軸に、CRMを高度化するための基盤強化」となっています。
Flowは、マーケット情報とコンテンツデータを扱えるようになったことで、”業務自動化”から”データ活用基盤”へと進化しました。
これにより、単なる条件分岐だけでなく、より高度な運用が実現できます。
また、ログイン時のマーケティング同意取得により、購入後の顧客から質の高いデータを取得できるようになりました。
これは、リストの質向上・再エンゲージメント強化・LTV最大化の基盤構築といった効果へと繋がります。
EC運営で重要なのは、「どれだけデータを持っているか」ではなく、「そのデータをどれだけ有効に活用できるか」です。
マーケティング同意取得を顧客データの入り口とし、Flowをデータ活用エンジンにすることで、「データ取得→分類→施策→売上」を自動化できる状態が構築できます。
早期の設計・機能導入を行い、データドリブンEC運営を実現していきましょう。
今後も皆さんのお役に立てるような有益な情報をお届けしてまいります。
ご不明な点などがございましたらお気軽にお問い合わせください!