はじめに
皆さん、こんにちは!
この記事では、Shopifyの最新アップデート情報から、中でも注目の機能をピックアップしてお届けしていきます。
今回は、2025年6月に発表された最新アップデートから厳選した2点をご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください!
※アップデート情報はShopify Changelogより引用・参照しています。
アップデート内容
問い合わせフォームからのメッセージへ管理画面上から返信可能に
◆機能の概要
問い合わせフォーム(Shopify Forms)から送信されたメッセージに対して、Shopifyの管理画面より直接メールで返信することが可能になりました。
本機能は、管理画面の「コンタクト」から利用できます。
さらに、フォーム送信者が既に顧客として登録されている場合は、そのお客様の詳細情報(注文履歴や連絡先など)も同画面上で確認することが可能です。
◆本機能のメリット
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問い合わせ対応の時間&手間を短縮
外部のメールアプリを開かずShopifyの管理画面内で完結できるため、業務効率の向上が見込めます。
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より的確な問い合わせ対応が可能
送信元のお客様の情報をもとにした上で対応できることに加え、過去のメッセージ履歴も一元管理できるため、対応の品質向上に繋がります。
商品の到着に関する問い合わせなどに対しても、即座に配送状況を確認して正確な情報を回答することができます。
◆本機能の注意点
- この「コンタクト」機能は、Shopify Formsや外部フォーム(Shopify Inboxなど)から送信されたメッセージに基づいて自動で作成されます。
- 本機能はメニュー内の「顧客」から利用できますが、2024年7月時点で順次反映されているため、ストアによってはアップデートが反映されていない可能性もあります。
新しい分析レポートにリアルタイム計測と顧客グループ別分析の機能が追加
◆本機能の概要
Shopifyが段階的に提供を開始している新しい分析レポートにおいて、以下の2つの機能が加わりました。
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ライブビューに「ベンチマーク」が追加
リアルタイムのアクセス数や売上状況を確認できる「ライブビュー」に、「過去の平均(ベンチマーク)」と比較できる機能が加わりました。
これにより、「今日は通常よりもアクセスが多い/少ない」といったことが一目で分かるようになります。 -
「顧客コホート分析」が可能に
顧客を初回購入時期でグループ分けし、それぞれのグループのリピート率を分析できるようになりました。
たとえば「2024年1月に初購入した人達は、その後3か月以内に○回リピートしている」などを把握することが可能です。
◆本機能の活用場面とメリット
活用場面
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ベンチマークとの比較
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【セール・キャンペーン実施中の各種分析】
開催期間の通常(平均)アクセス数や売上と比較し、伸び率などをリアルタイムでチェックすることが可能です。
想定よりもアクセス数が少なければ、SNSやメルマガで追加告知をする判断材料にもなります。
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【セール・キャンペーン実施中の各種分析】
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顧客コホート分析
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【ロイヤル顧客の傾向把握】
リピート率の高い顧客がどの時期に購入していたのかを判別できるため、その時期に実施していた施策(LP・割引など)が有効だったかを分析することができます。
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【フォロー施策の最適化】
「初回購入から30日以内に2回目購入する人が多い」などが分かることで、そのタイミングに合わせてリマインドメールを送るといった施策が立てられます。
結果として、将来的なロイヤル顧客の獲得にも役立ちます。
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【ロイヤル顧客の傾向把握】
メリット
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リアルタイム+長期的なデータに基づいた改善が可能
ライブビューにおいてはアクセスや売上が伸びる時間帯などを明確に把握でき、またコホート分析では長期的目線で傾向を分析できるため、その結果をもとに広告の予算投下や施策実施ができるようになります。
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ユーザーに合わせたアクションにより顧客満足度が向上
今回のアップデートによってさらに深掘りした分析が可能になったため、顧客の行動に合ったタイミングでリマインドや特典を届けられるようになります。
スムーズなショッピング体験を提供できるため、顧客満足度UPも見込めます。
まとめ
いかがでしたか?
ご紹介した2つのアップデートは、どちらもストア運営において効率化&顧客満足度向上に直結する内容です。
施策内容や顧客対応の質をより高められる機能となっていますので、ストアにアップデートが反映されたマーチャントさんはぜひ積極的に活用してみてくださいね。
今後も皆さんのお役に立てるような有益な情報をお届けしてまいります。
ご不明な点などがございましたらお気軽にお問い合わせください!