【2025年5月】Shopify最新アップデート ピックアップ情報

はじめに

皆さん、こんにちは!
この記事では、Shopifyの最新アップデート情報から、中でも注目の機能をピックアップしてお届けしていきます。

今回は、2025年5月に発表された最新アップデートから厳選した3点をご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください!

※アップデート情報はShopify Changelogより引用・参照しています。

アップデート内容

キャンペーンセクション強化によりマルチチャネルマーケティングが測定可能に 《NEW!》

Shopifyの「キャンペーン」機能が強化され、一か所で複数の広告チャネル(Instagram、メール、Google広告など)のリンクやQRコードを自動生成し、その結果をまとめて追えるようになりました。

◆本機能のメリット

  • 一元管理が可能

    どの媒体経由でどれだけの訪問があり、どれだけコンバージョンに至ったかを、ダッシュボードで一目瞭然に把握することができます。

  • 設定にかかる工数を削減

    本機能ではUTMパラメータ(キャンペーン追跡用URL)が自動生成されるため、自身で設定する必要がなくなり、結果としてミス防止にも繋がります。

  • 広告の最適化が容易に

    どの広告で効果が出ているのか、または低パフォーマンスかを比較し、予算配分や内容改善に活かすことができます。

◆具体的な活用シーン

Instagram広告とGoogle広告を併用してセール施策を展開

活用方法:
1. Shopify管理画面 > マーケティング > キャンペーン から新しいキャンペーンを作成
2. 「夏のサマーセール」などのキャンペーン名を入力
3. Instagram・Google広告・メール・QRコードなど複数チャネル用のURL&QRコードを自動生成
4. 各チャネルに適切なリンクを設定し、施策を同時展開
5. Shopifyの「マーケティングパフォーマンスレポート」でクリック数・コンバージョン・売上を一括管理

得られるインサイト:
・Instagram経由はトラフィックが多いがCVRが低い → コンテンツ改善の余地あり
・メルマガ経由はコンバージョンが多い → 重点チャネルとして強化
・QRコードを載せた店舗用のチラシ経由が意外と売上に貢献 → 今後のオフライン施策も検討

引用元:Shopify Changelog

テーマエディタでセクション・ブロックのコピー&ペーストが可能に 《NEW!》

これまでテーマエディタ上でのセクションやブロックの複製は同一ページ内でしかできませんでしたが、今回のアップデートにより、コピーしたセクションやブロックを別ページにも貼り付けることができるようになりました。

◆本機能のメリット

  • 作業スピードUP

    似た構成のページを作成する際、同じ内容を毎度設定する必要がなくなるため、作業効率が格段と上がります。

  • 統一感のあるデザインづくりが可能に

    ページ間でのビジュアルやテキストのズレが軽減されるため、まとまりのあるサイトを構築することができます。

  • 設定ミスの防止

    複製することで細かなミスも防止でき、ページのクオリティを向上させることができます。

◆具体的な活用シーン

同じ構成の特集ページを複数展開

利用例:
・季節ごとのキャンペーンや定期セールの特集ページを統一されたレイアウトで作成
⇒過去の構成を使いまわしながらキービジュアルやテキスト、載せる商品などを変更するだけでページを立ち上げることができ、スピーディーな運用が可能になります。
・取扱いブランドごとにブランドページを作成
⇒マルチブランド展開をしている場合でも、サイト全体のUI/UXの一貫性は保ちながら、各ブランドごとのページを多数作ることができます。

引用元:Shopify Changelog

Shopify MagicでテーマブロックのAI生成が可能に

ShopifyのAI機能「Shopify Magic」で作りたいデザインやコンテンツの要望をテキストにて指示することで、テーマブロック(商品紹介バナー、FAQセクション、レビュー表示など)を自動生成してコードとして出力してくれるようになりました。
この機能はHorizonテーマおよびテーマブロックに対応しているすべてのテーマで利用することができます。

◆本機能のメリット

  • 誰でも簡単に高度なパーツが作成可能に

    専門的なデザイン知識を必要とせずとも、プロフェッショナルなパーツを即時に作成することができます。

  • タイムパフォーマンスの向上

    指示内容をテキストで入力するだけで完結するため、開発にかける時間と手間が激減します。

  • テスト&ブラッシュアップが手軽に

    指示内容のフレーズをいくつか試すだけで異なるバナーや構成のA/Bテストを行うことでき、簡単に改善を重ねていくことが可能となります。

◆具体的な活用シーン

ノーコードでオリジナルの特集セクションやFAQを追加したい

活用方法:
1. テーマエディタからブロック追加 > Shopify Magic(AI生成) を選択
2. 指示内容を入力
3. Shopify MagicがJSONまたはLiquid形式で自動的にセクション構成を提案
4. 提案内容をそのまま追加 or さらにカスタマイズして使用可能

利用例:
・カード型商品紹介セクションの生成
「夏に人気のTシャツ3選を3列レイアウトで表示し、それぞれに画像・商品名・価格・CTAボタンをつけて」
⇒画像とボタン付きのカードデザインがAI生成されます。
・オリジナルFAQブロックの作成
「FAQ:送料・返品・支払方法のよくある質問をアコーディオン形式で作成して」
⇒折りたたみ式のFAQセクションが生成され、カスタマーサポートの問い合わせ軽減に貢献します。

引用元:Shopify Changelog

まとめ

今回ご紹介したアップデートは、すべてストア運営の戦略性と生産性の向上へと繋がる、非常に実用的な機能強化となっています。
キャンペーン機能では、オンライン・オフライン問わず施策ごとの効果を定量的に可視化でき、広告投資の最適化や販促戦略の精度向上が可能になります。
またセクションとブロックのコピー&ペースト機能やAIブロック生成機能は、制作工数の大幅削減や高品質なページ構築が可能になるなど作業効率とクオリティを両立した運用を実現してくれます。

EC運用の課題にダイレクトにアプローチできる機能アップデートとなっていますので、自社サイトの運用効率や収益性を見直したい方はぜひ積極的に活用してみてくださいね。
導入や運用方法についてご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください!

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