【2025年4月】Shopify最新アップデート ピックアップ情報

はじめに

皆さん、こんにちは!
この記事では、Shopifyの最新アップデート情報から、中でも注目の機能をピックアップしてお届けしていきます。

今回は、2025年4月に発表された最新アップデートから厳選した3点をご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください!

※アップデート情報はShopify Changelogより引用・参照しています。

アップデート内容

カートへの追加上限数設定が可能に 《NEW!》

新機能として「1商品あたりの最大購入数」を設定できる機能が追加されました。
この上限数は、管理画面の設定から「チェックアウト」にて設定することができます。
デフォルトではストアの過去の注文履歴に基づいて推奨の数量が自動的に設定されており、必要に応じて調整が可能です。

◆本機能のメリット

エンドユーザー側:

  • 購入制限の明確化

    追加上限数に達した場合に商品ページあるいはカート画面でアラートが表示されるため、購入者は混乱することなく購入制限を把握することができます。

マーチャント側:

  • 在庫切れ・不正購入の防止

    制限を設けることで、大量購入による在庫切れや転売目的での不正購入などへの対策を行うことができます。

◆本機能を利用するうえでの注意点

設定した上限数はオンラインストアのカートにのみ適用されます。
下書き注文やPOSには適用不可となりますのでご注意ください。
また本機能は1回あたりの注文での上限設定となり、同一のユーザーが複数回注文した場合でも、あくまで各注文において制限がかかる仕様となっているため注意が必要です。

引用元:Shopify Changelog

Shopifyスクリプトの廃止とShopify Functionsへの移行

割引や配送、支払いなどのカスタマイズのためにShopify Plusで提供されていた「Shopifyスクリプト」が、2026年6月30日をもって廃止されることとなりました。
この廃止に伴い、より柔軟にカスタマイズを行える「Shopify Functions」への移行が推奨されています。

◆Shopify Functionsのメリット

エンドユーザー側:

  • ショッピング体験の向上

    多様で柔軟な割引や配送オプションの提供が実現されるため、価値の高いサービスを受けることができます。
    また高速な処理により、スムーズに購入完了まで進むことが可能になります。

マーチャント側:

  • カスタマイズの簡易化

    Shopify Functionsはアプリとして導入が可能なため、管理画面から簡単に設定できるようになり、コーディング知識が豊富でない方でも幅広いカスタマイズを行うことができます。

  • サイト負荷の軽減

    従来のShopifyスクリプトよりも処理が高速化したため、大規模なセールのようにアクセスが集中する際にも安定したパフォーマンスを発揮します。

◆本アップデートの注意点

Shopifyスクリプトの提供は2026年6月30日まで継続されますが、早めの移行が推奨されています。
移行時は「Shopifyスクリプト カスタマイズレポート」を活用することで、現在のカスタマイズ内容と移行先の対応を確認することが可能です。

引用元:Shopify Changelog

Shopify POS バージョン10のリリース 《NEW!》

Shopifyの実店舗向け販売アプリ「Shopify POS」がバージョン10にアップデートされ、操作性やデザインが大幅に改善されました。

◆主なアップデート内容

  • 洗練されたデザイン

    画面レイアウトが整理され、各種情報が見やすくなりました。
    またチェックアウト時の操作が直感的になったため、スタッフの作業効率の向上が見込めます。

  • ナビゲーションの改善

    タブレットでは縦型のナビゲーションが導入され、主要機能へのアクセスが容易になりました。
    モバイルではメインナビゲーションからワンタップでカートへアクセスできるようになったため、操作性がさらに向上しました。

  • スマートな検索機能

    注文、商品、顧客などを画面を切り替えることなく検索可能となり、また検索結果の表示スピードがアップしました。

  • カート機能の強化

    カートのヘッダーが動的に変化し、新規注文や下書き注文など各注文ステータスがひと目で分かるようになりました。
    また、複数商品を一度に確認できるため、大量注文や交換対応がよりスムーズになります。

  • デザイン性の向上

    ブランドイメージやロゴの追加、ブランドカラーの一括適用など、ブランディングに役立つデザイン機能が強化されたことにより、統一性のあるプロフェッショナルなビジュアルを作り上げることができます。
    ブランドに合ったビジュアルデザインを行えるようになったことで、顧客の目を引き購買意欲を高める効果も期待できます。

◆本機能のメリット

  • スムーズなショッピング体験の提供&人的ミスの削減

    スタッフの操作が容易になることで、チェックアウト処理の待ち時間短縮や操作ミスの防止に役立ちます。
    これによりエンドユーザーは、ストレスなく円滑に購入を完了することができます。

  • ブランドイメージ・リピート率の向上

    デザイン面の機能性向上によりストア全体で一貫したブランドイメージを構築できるため、エンドユーザーに与える印象をアップさせることができます。
    信頼感や満足度の向上に役立ち、リピーターの獲得へと繋がります。

引用元:Shopify Changelog

まとめ

今回ご紹介したアップデートは、Shopifyを利用するマーチャント・エンドユーザー双方にとって操作性や利用体験の向上に大きく役立つものです。
特に実店舗とオンラインストアの両方を運営している場合、これらの機能を活用することで、より効率的かつ魅力的な販売体制を構築することができます。
ぜひ新機能を活用してストアをアップデートしてみてくださいね。

今後も皆さんのお役に立てるような有益な情報をお届けしてまいります。
ご不明な点などがございましたらお気軽にお問い合わせください!

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