はじめに
皆さん、こんにちは!
この記事では、Shopifyの最新アップデート情報から、中でも注目の機能をピックアップしてお届けしていきます。
今回は、2025年3月に発表された最新アップデートから厳選した2点をご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください!
※アップデート情報はShopify Changelogより引用・参照しています。
アップデート内容
新機能「AIストアセットアップツール」がリリース 《NEW!》
2025年3月5日、ShopifyはAIによるストア構築を実現する「AIストアセットアップツール」をリリースしました。
◆機能の概要
このツールを利用すると、ビジネスのジャンルや販売する商品の簡単な説明を入力するだけで、その内容に合ったオンラインストアの構成・デザイン・コンテンツ案などがAIにより自動生成されます。
自動生成される要素にはトップページの構成や商品ページのレイアウト案、ブランドカラーやフォントなどのデザイン要素が含まれます。
◆本機能の活用場面とメリット
活用場面
デザインスキルがないマーチャントでも最短でストアが公開可能となります。
新規ブランドを立ち上げる際に、各ブランドに合ったストアをAIが提案してくれます。
既存のストアをリニューアル・刷新する際のベースとして活用することができます。
機能のメリット
マーチャントは専門知識がなくても容易に高クオリティなショップを構築できるため、結果として時間とコストの大幅な削減へと繋がります。
また、ブランディングや訴求ポイントの方向性を明確にする手助けとなります。
エンドユーザーに対しては、AIによる洗練されたストアデザインが実現することにより、快適なショッピング体験の提供が期待できます。
エンドユーザー
快適なショッピング体験

マーチャント
時間&コストの大幅削減

◆本機能の利用条件と注意点
ベーシックプラン以上の全マーチャントがこのツールを利用可能です。
ただしストアフロントが英語に設定されている必要があるため、現段階ではあくまでも限定的な機能リリースとなっています。
Shopify Flowに新たなデータ取得アクションが追加 《NEW!》
◆主なアップデート内容
2025年3月8日、ShopifyはFlowに新しいデータ取得アクションを追加し、以下の情報を最大100件まで一度に取得できるようアップデートを行いました。
注文で使用されたギフトカードをはじめとし、顧客が保有している未使用のギフトカードなど、すべてのギフトカードに関する情報を取得できるようになりました。
取得できる情報にはギフトカードのコード(識別子)や残高、発行日および更新日、ステータス(有効かどうか)などが含まれており、この機能によって様々な条件に応じたワークフロー処理が可能となりました。
複数拠点の在庫や出荷対応状況などをもとに、最適な対応をFlowで自動化することを可能としました。
店舗のレジにおける現金管理(開閉履歴など)をFlowで取得して活用できるようになりました。
※POS Proを利用している場合に限ります。
◆本機能の活用場面とメリット
活用場面
残高が少ないギフトカードを把握することで、顧客対応の事前準備やプロモーション計画をスムーズに行えるようになります。
全拠点で在庫がない場合や出荷処理ができない場合にアラート通知が飛ぶことで、迅速な対応が可能となります。
機能のメリット
マーチャントは手動確認の手間や各種管理における人的ミスを削減できるため、ストア運用の効率が向上し、高クオリティなサービスを提供できるようになります。
また欠品や遅延配送などのトラブルも軽減できるため、結果としてエンドユーザーの満足度向上にも繋がっていきます。
エンドユーザー
満足度向上

マーチャント
トラブル減&サービス品質UP

まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回のアップデートにより、Shopifyはマーチャントの業務効率化と顧客体験の向上を同時に実現しました。
特に、AIを活用したストア構築支援や業務データの自動取得・活用は、今後のEC運営において重要な要素になると思われます。
今後も皆さんのお役に立てるような有益な情報をお届けしてまいります。
ご不明な点などがございましたらお気軽にお問い合わせください!